
不祥事案件


<新聞報道> 神奈川県藤沢市の私立藤嶺藤沢高校で、硬式野球部員に素手でノックを捕球させてけがをさせたとして、県警は1月5日、監督の男性教諭(47)を傷害容疑で書類送検した。藤沢署への取材でわかった。監督は「技術の向上のためだった。けがをさせるつもりはなかった。申し訳ない」と話したという。署によると、監督は昨年9月26日午後にシートノックをした際、1年生の男子部員(16)に素手でノックを3球受けさせ、左手に挫傷による3週間のけがを負わせた疑いがある。学校の説明では、監督は部員に「グラブを外してみろ」と指示し、約35メートルの距離からノックした。生徒が翌日、監督に「昨日のノックで手を痛めた」と報告。監督はその場で保護者に連絡し謝罪したという。同校は「指導は適切ではなかった」として10月10日付で監督を戒告とした。監督は日本学生野球協会から謹慎3カ月の処分を受け、現在は指導をしていないという。<2020.11.19> 日本高野連は11月18日、定例の審議委員会を開き、日本学生野球協会審査室に上申することを決めた。<2020.11.08、毎日新聞> 神奈川県藤沢市の私立藤嶺藤沢高校硬式野球部で9月、男性監督(47)が練習中に1年の男子部員に素手でノックを受けさせ、全治3週間のけがをさせたことが、同校への取材で判明した。同校は「不適切な指導だった」として部員の父親に謝罪し、監督を1カ月指導停止などの処分としたうえで、県高校野球連盟に報告した。同校によると、監督は9月26日のノック中、捕球ミスをした部員に対し、「グラブを外しなさい」と指示し、ノックバットで計3球を打って素手の左手で捕球させた。部員は翌27日の練習前、監督に手のひらが腫れたことを伝え、同28日に病院で3週間の挫傷と診断されたという。同校は事実関係を調査し、校長と部長が10月7日、部員の父親に謝罪した。監督を同10日付で戒告とし、さらに同12日から1カ月の指導停止処分としたうえで、同29日に県高野連に経緯を報告している。日本学生野球協会は日本高野連から処分案の上申を受け、17日にも処分を公表する方針。監督は同校の調査に、素手でノックを受けさせたことについて「手のひらで捕球する感覚をつかんでもらいたかった」と説明したという。佐野健校長は取材に「不適切な指導だった。部員らには申し訳ないという気持ちだ」と話している。同校は1985年、夏の甲子園に出場している。【洪玟香】





日本学生野球協会は2020年10月16日、審査室会議を開き、高校6件と大学1件の処分を決定。<謹慎>・松山聖陵(私、愛媛)監督 不適切指導及び体罰と報告義務違反で、7カ月間の謹慎。8月に怠慢と感じたプレーについて部員3人を指導。部員自ら頬をたたくよう不適切指導を行った。食事用の食器が部室に残されていたことに対し、誰がやったのか問いただすため、部員全員をグラウンドに20分間正座させた。・浜松修学舎(私、静岡)副部長 部内暴力で1カ月の謹慎。部長 副部長の暴力行為及び別の不祥事事案を報告せず3カ月の謹慎。・享栄(私、愛知)部長 部内暴力で3カ月の謹慎。・加計芸北(県、広島)外部コーチ 部内暴力と上司への未報告で4カ月の謹慎。・内子(県、愛媛)部長 部内暴力と報告義務違反で4カ月の謹慎。・A県B校 監督 セクハラ発覚で無期謹慎。被害者のプライバシーを考慮し、内容と学校名発表なし。・中部学院大学(私、大学)監督 部内暴力と報告義務違反で2カ月の謹慎。





朝日大は4月24日、硬式野球部の現役部員2人が傷害致死容疑で逮捕されたことを受けて、部の無期限活動停止と藤田明宏監督の辞任を発表。<新聞報道>3月、岐阜市内でホームレスの男性が殺害された事件で、逮捕された5人のうち、朝日大(岐阜)の現役硬式野球部員2名(ともに19)が、傷害致死の疑いで逮捕されたことを受け、大学側は今後の部の活動や、存続について「検討していくことになると思います」とコメントした。現在、事実確認を進めている段階という。逮捕者のうちほかの2名も、同部の元部員(19)。24日、現役部員が事件に関与しているとの地元紙などの報道もあり、この日は大学側に地元住民から苦情や問い合わせの電話が相次いだ。中には「野球部なんてない方が良いんじゃ」といった内容の電話もあったという。東海地区大学野球連盟に所属する同大は、過去5度の全国大会出場実績がある実力校。県岐阜商を09年夏の甲子園で45年ぶりに4強に導くなど、5回の甲子園出場実績を持つ藤田明宏氏(52)が15年から監督を務めている。現在、部は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、6日から活動を自粛している。◆朝日大学 岐阜県瑞穂市にある、1971年(昭46)開学の私立大。法学部、経営学部、保健医療学部、歯学部の4学部がある。野球部は、全国大会は大学選手権3回、明治神宮大会2回の出場経験があり、岐阜県リーグでは10度の優勝実績がある。主なOBに元西武の山田潤、元巨人の松澤裕介ら。

日本学生野球協会は3月6日、都内で審査室会議を開き、高校8件の処分を決めた。2月18日未明に酒に酔って迷惑行為を起こした明石商の野球部長(38)とコーチ(24)は、ともに2月20日から5月19日まで3カ月の謹慎処分となった。大洲(県、愛媛)の監督が部内暴力、報告義務違反で、昨年8月1日から5カ月の謹慎処分。昨年9月の審査室会議では1カ月の謹慎処分となっていたが、学校の再調査の結果、暴力内容が過小報告されていたことが判明。処分期間が変更された。当初は「部員の足元に投げたボールがはねて当たった」というものだったが、報道を見た被害生徒が疑義を申し出た。実際には、直接ボールを投げていたことが分かった。さらに、再調査の過程で新たな暴力行為も判明。他にも守備でミスした部員にボールを投げるなど、していた。A都道府県、B校の監督(38)は、生徒へのわいせつ行為により除名。16年11月から18年3月まで、自校の女子生徒とホテル等で複数回にわたり、わいせつ行為を行った。吉井(県、群馬)が部員の部内暴力、暴言、器物破損により、今年1月29日から3カ月の対外試合禁止。祇園北(県、広島)の部長(29)が部内暴力、報告義務違反で昨年12月26日から2カ月の謹慎。豊橋中央(私、愛知)の監督(37)が部内暴力で今年1月27日から1カ月の謹慎。仙台三(県、宮城)が監督(37)の部内暴力、報告義務違反で昨年7月25日から2カ月間の謹慎。








