shuy<スポーツニッポンより引用> ごみ拾いをスポーツにした「 日本財団『海と日本プロジェクト』スポGOMI甲子園2023」が11月12日、東京都墨田区で行われた。道府県予選を勝ち抜いた高校生40チーム(3人一組)が出場。制限時間の中で規定エリアのごみを拾い、その質と量をポイントにして競う大会で、32.65キロのごみを集めた大分県代表「 東明選抜Ver2・0 」が優勝。2位には「甲子園」の名前にふさわしいチームが入った。17.6キロを集めた秋田県代表「 明桜K.S.H 」。今夏の甲子園に同県代表で出場したノースアジア大明桜高校野球部に所属する加藤悠羽、斉藤幸之介、長谷山琉飛(いずれも2年)の投手陣3人組。同校野球部は、春夏合わせ16度の甲子園出場を誇る強豪校。今夏の甲子園は初戦敗退だったが、マウンドに立った加藤は「 うれしい。監督にいい報告ができます 」と胸を張った。3人はともに寮生活。チームでは「 あいさつ、掃除、時間、道具 」の4項目を徹底事項としており、寮生は毎日朝練習前や夜のミーティング前に学校敷地内を清掃している。この日は、日頃鍛えた掃除の精神をフルに発揮。「 徹底事項の一つの掃除をいつも通りやっていこう 」と、小雨の中、指定地区内のゴミを手際よく拾い集めた。「 地域への恩返し 」を目的に、輿石重弘監督(60)と高井智一部長(45)の提案で、52人の部員全員が9月のスポGOMI秋田県大会に参加。この日、引率として同行した高井部長は「 大会参加を通して、今まで以上に周りが見えるようになった 」と、野球のプレーにも好影響があったことを明かした。今秋の東北大会初戦で敗退し、来春の選抜出場は難しい状況。それでも加藤は「 自分に足りないものをつぶして全国で注目される投手になりたい 」と前を向く。高井部長も「 秋田の長い冬を乗り越えて、今度は一番になれるように 」と来夏の “ 本家 ” 甲子園へ抱負を語った。≪ スポGOMI ルール ≫ ゴミを(1)燃えるゴミ(2)燃えないゴミ(3)びん・缶(4)ペットボトル(5)タバコの吸い殻、の5つに分類。それぞれに100グラムごとのポイントが決まっており、そのポイントの合計で順位を決める。スタッフの指示に従わない、粗大ごみを拾うなどの違反行為は減点となる。≪ 11月22日に初のW杯 ≫ 22日には「 スポGOMI 」初のW杯が都内で行われる。21カ国の代表が出場し、ごみ拾い世界一の座を争う。<2023.9.254> 秋田県大会実施、明桜野球部K.S.H全国大会出場、 東京加藤悠羽選手「夏の甲子園では悔しい思いをした分、スポゴミ甲子園では優勝を目指したい」海と日本PROJECT in 秋田県