anh<新聞報道> 今年夏の全国高校野球選手権大会で8強入りした九州学院高(私、熊本市)の2年の野球部員が、大会前の6月に飲酒していたことが分かった。9月にも3年の部員1人を含む生徒5人が寮内で飲酒。同校は、いずれも公表していなかった。同校によると6月、寮の責任者が寮内で体調不良の2年の部員を見つけて飲酒が発覚。部員は「精神的に不安定でイライラし、1人で飲んだ」と説明。学校が対応を検討中、6月末に部員は転校したという。9月にも寮の責任者が飲酒中の5人を見つけ、同校は1週間の謹慎処分とした。学校は2件をそれぞれ熊本県高校野球連盟に報告。日本高野連の指示で、3年の部員は飲酒発覚から1カ月間の公式戦出場停止とした。学校側は非公表とした理由を「野球部員の集団での飲酒ではないため、一般の生徒と同じ対応をした」と説明。「指導が行き届いていなかった。今後同じことが起こらないよう努める」と話した。