huki<新聞報道> 独立リーグ、日本海オセアンリーグの福井ネクサスエレファンツを運営するS・Sマネジメント福井は10月31日、12月末日をもって同球団の活動を休止し、運営から撤退することを発表した。同社は「地元の子供たちが地元で挑戦し続ける場を提供することを目的に活動してまいりましたが、球団を取り巻く環境は厳しい状況にあり、あらためて球団存続に関し検討いたしましたところ、将来的にも収益の確保、業績の改善が困難であると判断し、苦渋の決断ではございますが福井ネクサスエレファンツの運営から撤退することを決定いたしました」と撤退に至った経緯を説明した。同リーグを運営するNOLエンターテイメントは同日、福井の撤退とともに、千葉を本拠地とする新球団の設立を承認したことも発表した。2021年設立の同リーグは富山、石川、福井、滋賀を本拠地とした4球団体制で行われてきた。<2022.10.30> 野球の独立リーグ、日本海オセアンリーグ(NOL)に所属する福井ネクサスエレファンツが11月いっぱいで活動を休止し、解散することが10月30日、球団関係者への取材で分かった。収益の確保や業績改善への見通しが立たず、球団運営が困難なためという。新たに球団を買収する動きもなく、福井県初のプロスポーツチームとして独立リーグの一翼を担ってきた球団が福井から消滅することとなる。福井ネクサスエレファンツは今季、NOLに参戦。土日を中心に4球団が一つの球場で戦う「セントラル方式」でファン層の拡大を狙ったが、観客数は伸び悩み、来季に向けてのスポンサー探しも難航。打開策を見いだせず、球団を運営する「S.Sマネジメント福井」は解散を決め、リーグの承諾も得た。球団関係者は「県内で楽しみにしてくれていた方には申し訳ない気持ちでいっぱい」と話した。現在所属している約10選手については球団やリーグなどがサポートし、新たな所属先を探すという。福井の独立リーグ球団は、2008年シーズンに「福井ミラクルエレファンツ」が当時の北信越ベースボール・チャレンジ(BC)リーグに参入。経営環境の悪化により、その後運営母体を変えながらも球団は存続してきた。