FA8Zn0uXoAcIms3<中日スポーツ紙> オリックスのドラフト7位の右腕 小木田敦也投手(23、TDK-角館)が、同郷の中嶋聡監督(52、鷹巣農林)からの助言を生かして1軍昇格を狙う。第4クール初日の15日。ブルペンに入ると、中嶋監督が近寄る。「標準語を使え」。同じ秋田県出身であり、リラックスさせるためのコミュニケーションだろう。小木田のほおが少し緩んだ。「とりあえず会話が成り立つように、ということでしょうか(笑)。秋田弁を使わず、普通に会話しろよと、顔を合わるたびに言われます」そんな中嶋監督からは捕手出身らしいアドバイスを受けた。セットポジションに入る直前、球を握る右手を入れたグラブを軽く開いたり、閉じたりする動作を指摘された。投げる球種によってそのクセが出ることを危惧するからだ。「球種によってグラブを動かさないこともありました。だから今は全球種でグラブを動かすことにしています。高山コーチには伝えました」宮崎・清武キャンプはBグループでスタートした。主力のAグループ入りへ、実戦で結果を積み重ねていく立場だ。昨年12月25日に角館高時代の同期生・咲紀さんと入籍。卒業後、小木田はTDKに入社し、咲紀さんは保育士になるため短大へ。「二人とも夢がかなったら結婚しよう」と約束していた。咲紀さんは保育士のかたわら栄養士の資格も得たという。入籍しても、すぐに小木田は合宿所入り。咲紀さんの退職後、4月には退寮して同居することになる。入来祐作コーチ(49)が「名前のとおり小気味良い球を投げる」と評する右腕。