otan宣誓。2年ぶりの夏の甲子園。世界に広がる困難のために、普段の生活すらできなくなった人が多くいます。私たちも学校生活、部活動が2年前とは全く違ったものとなりました。1年前、甲子園という夢がなくなり泣き崩れる先輩たちの姿がありました。しかし、私たちはくじけませんでした。『想いを形に』この言葉を胸に、自分の目指すべき道を定め、友の笑顔に励まされ、家族の深い愛情に包まれ、世界のアスリートから刺激を受け、一歩一歩、歩んできました。人々に夢を追いかけることの素晴らしさを思い出してもらうために、気力、体力を尽くしたプレーで、この夢の甲子園で高校球児の真の姿を見せることを誓います。2021年8月10日、選手代表 小松大谷高等学校野球部主将 木下仁緒。言葉は部員から集め、国語科の教諭と構成して宣誓文を作ったという。「バスの中も含めて100回くらい練習しました。今までで一番の出来だった。ホッとした気持ちが強いです」と笑顔で振り返った。選手宣誓が決まったときには「まさか自分が当たるとは思っていなかったのでびっくり」と驚きの表情だったが、開会式本番では堂々と大役を務めあげた。