19<新聞報道> 硬式野球部で複数の部員が発熱を訴えているのに遠征を継続し、新型コロナウィルスの集団感染を招いたとして、東日本国際大は5月13日、福迫昌之野球部長を厳重注意として部長職を解くなど関係者の処分を発表した。処分は野球部内の職務だけが対象で、福迫氏の学長代行など校内の職務は変更がない。部内の他の処分は、田中みわ子副部長が解任で、仁藤雅之監督が厳重注意及び謹慎1か月。コーチ3人は謹慎1か月。そのほか、同大を運営する学校法人の緑川浩司理事長は給与の10分の1(2か月)を自主返納し吉村作治総長も厳重注意となった。解任処分は今月31日付で、その他は13日付。<2021.4.11> クラスターの発生を受け、東日本国際大学は南東北大学野球盟春季リーグ戦第1週(4/10~)と第2週(4/17~)への欠場が決まった。<新聞報道より> 東日本国際大の野球部で新型コロナウイルスクラスター(感染者集団)が発生した問題で、硬式野球部部長の福迫昌之学長代行が4月10日、記者会見し、「判断が甘く、丁寧さが足りなかった」して謝罪した。近く開かれる理事会で関係者の処分が決まる。大学によると、部員153人中42人が感染、うち40人が学生寮を利用していた。ただ、他の寮の利用者57人は10日までに全員陰性と確認されている。感染発覚のきっかけは、3月29~31日の宮城県遠征だった。参加した部員約30人のうち3人が体調不良を訴え、試合には出場せず、薬を処方、症状が落ち着いたため、一緒にバスで戻った。その後、3人のうちの2人を含め計11人が陽性と確認された。3月中~下旬には計3人の部員が体調不良を訴え、部員の間で不安が広がった。ただ、大学指定の医師は風邪などと診断、PCR検査はしなかった。3人は結果的に陰性だったが、大学側は「緊急時でもあり、すぐ検査を受けさせるべきだった」と対応の不備を認めた。学生寮の食堂も利用を70人から30人に制限していたが、不安を感じる学生がいることから、今後改善するという。同大によると、野球部以外ではこれまで留学生2人を含む7人の感染が確認されている