dhu新型コロナウイルスの影響で、今年は修学旅行の中止や延期が相次いだ。県教育庁によると、秋田県立高校では、修学旅行を予定していた49校のうち37校が中止を決めた。キャンセル料は県が補助する。教育庁が12月9日、今年の修学旅行の状況について県議会で説明した。修学旅行を予定した県立高校49校のうち、実施済みが6校、今後実施予定なのが6校、中止が37校だった(3日時点)。中止の37校のうち10校は、県内の旅行などで代替したという。県立中学校は、修学旅行を予定した3校のうち1校が中止した。交通や宿泊などのキャンセル料について、県は1人当たり1万2060円(行き先が東北の場合は6030円)を上限として全額補助する考えだ。県立中学校と高校では計約2252万円を見込む。また、県内の私立学校(約676万円)、特別支援学校(約148万円)にも同様に補助する。また県内の公立小中学校の状況(9月末時点)については、多くの市町村が補助を検討する一方で、1自治体が保護者にキャンセル料負担を求めているという。県教育庁の担当者は「1人当たり1500円程度の負担で、保護者には同意を得たようだ」と説明した。(朝日新聞 野城千穂)