ab04506d青森大 山崎亨選手 プロ志望届提出。<2020.5.07 スポーツ報知> 昨秋の北東北大学野球リーグ戦優勝の青森大で今年主将を務める山崎亨捕手(4、金足農)が、リーグ連覇と現DeNA・蝦名達夫外野手(22)に続くプロ入りへ腕を磨いている。主将としてチームをまとめながら、できる範囲で練習を積んでいく。寡黙な主将が仲間たちを引っ張る。「先頭に立ってやる経験はなかった。いろいろ難しい部分も多い」と話した山崎だが、「うまくしゃべれないのでまずはプレーで見せていきたい。やりがいあります」。イメージするのは昨年の主将で、DeNA入りした蝦名だ。口数は少なかったが必死に練習する蝦名の姿を覚えている山崎の胸に響いた言葉がある。昨春リーグ戦で富士大との第1戦に、3―11と7回コールド負け。ショックを引きずっていた翌日の第2戦前、蝦名から呼ばれて「気合入れていけ!」と活を入れられ、試合も4―3で競り勝った。「大事なときのひと言でいいから、自分も意識していきたい」と山崎。その後プロに進んだ蝦名のようにリーダーシップを発揮する。チームは新型コロナウイルスの影響で3月の合宿や遠征が中止。青森市内の同校グラウンドで全体練習していたが、緊急事態宣言の対象が全国に広がった4月16日以降は自主練習となった。リーグ開幕も5月30日に延期されたが、再延期の可能性は高い。どんな状況になろうとも「最後は腹をくくってチームを引っ張って、優勝を目指す」と意気込んだ山崎。チームを勝たせる捕手となり、プロへ続く道を進んでいく。(有吉 広紀)◆山崎 亨 1998年7月28日、秋田・八郎潟町生まれ。21歳。八郎潟小3年時にスポーツ少年団で野球を始める。八郎潟中では軟式野球部に所属。金足農では3年夏に秋田大会16強。青森大では3年春からレギュラー。今年主将に就任した。175センチ、86キロ。右投右打。家族は両親と姉、兄。