tiku<日刊スポーツ> 北東北大学野球リーグの富士大が、強固な投手陣構築(石井、宮下、登藤、布施、宇賀神、川原、金村、原田)に手応えを得ている。すでに強豪社会人に内々定している4年生5人衆を中心に、伸び盛りの下級生も信頼度抜群だ。・川原直貴(4、大曲)は直球のキレと制球に磨きをかけた。昨春にリーグ11連覇を逃した責任を背負っている。今冬は投球フォームを見直すだけでなく、体重増でパワーもアップ。昨秋の76キロから一時は85キロ。現在は83キロに絞り「自分はストレートにこだわって練習してきた。真っすぐで勝負出来るようになってきた」。最速も147キロまで伸ばし、スライダーやシュート、チェンジアップなどの変化球も有効になった。大学のゼミでは精神面のマネジメントを勉強してきた。先生の話や専門化も本なども読み、人間の精神状態を、諦め、怒り、不安、挑戦の4つに分類。「怒りでは熱くなりすぎてしまう。ちょっと不安に思っていたほうが冷静に判断が出来る」。マウンド上で熱くなり、勝負を急いで痛打された反省を生かす。