b155a1a7 < 北鹿新聞 > 来年4月の学校統合を控える北秋田市鷹巣南中学校 (佐藤博志校長) で11月24日、閉校記念式典が行われた。全校生徒101人や教職員、地域住民ら約400人が参列。創立から72年の歴史を振り返り、地域に親しまれ続ける学びやに感謝した。同校によると、1947年に 「七日市中」 として開校した。鷹巣中沢口校舎の一部と統合した60年4月、校名を現在の 「鷹巣南中」 に改称。その後竜森中とも統合した。その学区は広大で、遠隔地から通う生徒のため2007年まで寄宿舎を備えた。地域と一体になった学習や部活動、ボランティア活動が盛んなことでも知られる。市全体の少子化が進む中、市教委が 「小中学校適正規模・配置再編プラン」 (17~31年度) を策定。鷹巣中との統合が盛り込まれ、来年3月末をもって閉校する。式典で、佐藤校長は 伝統的に強かったバレーボール部、バスケットボール部などの活躍を回顧。1985年に設立し学校の各種活動を支え続けた教育振興会の協力に感謝した。最後に「72年分の感謝とともに生徒がさらに大きなフィールドでたくましく成長していけるよう力を合わせていくことを切に願う」 と式辞を述べた。津谷永光市長は 「新しい門出にエールを送りたい。力強い一歩を踏み出してほしい」 と生徒を激励した。来賓の元校長、畠山忠明さんもあいさつした。式典が始まる前、生徒有志が地域に伝わる 「上舟木駒踊り」 と 「八丈太鼓と鷹巣祇園太鼓」 を披露し学校の節目を盛り上げた。式典の中でもステージに立って全校合唱し校歌など2曲を高らかに歌い上げた。式典後は会場を市民ふれあいプラザ 「コムコム」 に移し 「思い出を語る会」 も開かれた。