ソフトバンク 石塚綜一郎捕手(23)福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み150万円増の700万円でサイン。<2019.5.10> 日刊スポーツ / 春季高校野球岩手県大会の組み合わせ抽選会が盛岡市内で行われ、高校通算36本塁打の主砲・石塚綜一郎捕手 (3年)
が、大船渡の最速153キロ右腕・佐々木朗希 (3年)
との初対戦を待ち望んだ。今冬は逆方向にも長打を打てる技術を習得。1回戦では黒沢尻北との近隣校対決が決まった。夏に83年以来の甲子園切符をつかむためにも、春から強豪を連続撃破して勢いをつけるつもりだ。石塚が佐々木朗希攻略に自信の表情を浮かべた。大船渡とは逆ブロックになったため、対戦は決勝か3位決定戦。「県内の同じ選手として投手としても打者としても憧れる存在。夏に向けて、春に対戦したい。変化球も素晴らしいですが、絶対的な武器の真っすぐを狙っていきたい」。最速163キロの速球を動画でイメージ。「自分なら打てるだろうなという気持ちもあります」と力を込めた。1年秋には東北大会で8強入りしたが、2年時には昨秋の県大会2回戦敗退など、悔しさも味わった。内角打ちの弱点克服へ、関東の強豪社会人チームに武者修行も行ってきた。「インコースの球も逆方向に打つイメージが出来てきた。春になってどの方向にも強い打球が飛ぶようになってきた」。引っ張り専門を払拭。内角打ちや、広角長打の手本にもしている巨人坂本勇人内野手を動画でも研究を続けながら、プロ入りへの夢も追う。北奥地区予選でも本塁打を放ち、手応えを得た。投手との二刀流で捕手からマウンドに上がる場面もありそうだ。「自分としては投手として三振を奪ったり、ピンチを抑えたりすることも楽しい」。投打に優れた佐々木にもライバル心を燃やしている。同校は83年夏以降、甲子園出場から遠ざかっており、古豪復活が期待されている。県大会では右手甲負傷で離脱していたエース右腕・田沢潤
(3年) も復帰予定。86年夏に秋田工を率いて甲子園出場を果たし、青森大も全国に導いた石橋智監督 (58)
と二人三脚で打力を培ってきたラストイヤー。石塚は
「成果を試しながら、勝っていきたい。1点欲しいところで打ちます」。勝負強さでチームを引っ張る。【鎌田直秀】 ・石塚綜一郎
2001年(平13)6月7日、秋田市生まれ。岩見三内小3年に岩見三内スポーツ少年団で野球を始め、岩見三内中では秋田南シニアでプレー。黒沢尻工では1年春からベンチ入り。右投げ右打ち。181センチ、83キロ。握力は右68、左69の怪力。家族は母と祖父。血液型B。
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