7e4f942d-s昨夏の甲子園で準優勝した金足農業高校は4月24日、大会の決算を発表した。甲子園滞在費や応援生徒の旅費などとして4万8千件余、総額約2億9千万円の寄付が届き、最終的に1億9780万円が残った。残金は基金にして、野球部の活動に充てられる。決算は同窓生らでつくる出場支援協議会がまとめた。協議会は甲子園出場が決まった昨年7月に設立され、寄付の目標を5千万円に設定した。一時は資金が不足する恐れもあったが、地元住民をはじめ、全国から届いた4万8468件の寄付が支えた。基金の使途は、別の協議会を今後設けて正式に決める。同校はすでに購入した遠征用の大型バス代 (約3千万円)、野球場の土の入れ替え代、遠征の補助などに充てたいとしている。(神野勇人)