d225427455_169f98fb5延岡学園 小幡竜平内野手 プロ野球ドラフト会議で阪神が2巡目指名。<2018.8.29>延岡学園は8月29日付で、野球部監督代行に社会人野球富士重工で活躍したOBの神谷譲二氏 (43) が就任すると発表。同校によると三浦正行監督 (66) は夏の宮崎大会後、持病の膝の手術を行い療養中。神谷氏は同日付でコーチに就き、三浦監督の復帰が見込まれる12月いっぱいまで神谷氏が監督として指揮を執る。<2018.3.13、毎日新聞> 「ミスをしてもいい。空振りをしてもいい」。延岡学園の三浦正行監督(66)の口癖だ。選手や指導者として高校、社会人、プロ野球、海外リーグと多様な環境で野球と接した経験から 「自分で考え、野球を楽しむ」 ことの大切さを選手たちに伝えている。秋田市出身。小学生から野球を始め、中学で捕手になり秋田市立高 (現秋田県立秋田中央高校) へ進学。卒業後は社会人野球の旧電電北海道で活躍した。1976年にはプロ野球大洋ホエールズ (現横浜DeNAベイスターズ) に入団し捕手として6年間プレー。引退後は横浜でコーチなどを務めたほか、中国のプロリーグでも指導した。「一番勉強になった」 と振り返るのが、横浜のコーチやスコアラーとして他チームのキャンプなどを視察し、練習方法の違いを学んだ経験だ。とりわけ印象に残っているのは、勝つチームほどベテランも新人も自ら進んで多くの練習をしていたこと。「自分たちで考えながら練習をしていくことで、チームが磨かれ、強化されている」 と感じた。昨年8月、知人を通じて、延岡学園の監督就任の打診を受けた。妻の悦子さん (63 )を秋田市で1人にさせてしまうことや自らの年齢を考えると迷ったが、悦子さんに 「またユニホームを着たら」 と背中を押され就任を決意。単身で延岡市に移り住んだ。監督就任前、延岡学園の練習試合を観戦し 「自分たちで考えて試合をしていない」 と思えた。打席では1球ごとにベンチを見て指示を待つなど、怒られないようにすればいい、という姿勢も受け止められた。有力選手が集まり甲子園出場が期待されている重圧からか、失敗を恐れているように見えた。 就任後、まず取り組んだのは、打撃練習を増やすことだった。「打つ楽しさを実感し、自分から練習に取り組んでほしい」 (三浦監督) との思いで、ピッチングマシンなどを使用して1セット約30球を繰り返し打たせた。選手たちは 「こんなに打ったことない」 と言いながら、徐々にのびのびとプレーするようになった。秋の公式戦では打線がつながり、多くの試合で大量得点を挙げ、順調に勝ち上がりセンバツの切符をつかんだ。 甲子園での勝利は大きな目標だが、もう一つ大事にしていることがある。選手の卒業後だ。「今の時期に楽しんで野球を覚えて、少しでもプロや社会人野球の夢につながれば」「厳しい練習で打力、守備の技術力を伸ばし、甲子園で楽しい試合ができるようにしたい」。目を細めた先には練習に励む選手たちがいた。【2010.4.17】 横浜ベイスターズは、業務提携パートナーである中国野球リーグ傘下の 「天津ライオンズ」 に球団編成企画部の高木由一・三浦正行部長補佐を派遣すると発表。