2019年夏の甲子園大会で仙台育英の「スーパー1年生」として注目を集めた笹倉世凪投手(19)は去年1月にベゼルスポーツアカデミー(大分県別府市)に加入し、今年から本格的にトレーニングを再開してプロ入りを目指しています。<2019.12.17> ヤキュイク / 仙台育英 笹倉世凪と伊藤樹 甲子園を沸かせた1年生コンビの小中学時代 <2018.3.16> 仙台育英系列の秀光中教校軟式野球部が、3月24日から開幕する全日本少年春季軟式野球大会 (静岡) で悲願の初優勝を狙う。中学生版春のセンバツに例えられる同大会には4年連続5度目の出場。全国大会出場は9年連続となり、新記録を継続中だ。最速144キロ左腕の笹倉世凪と同140キロ右腕の伊藤樹 (ともに3年) の2人が左右の両輪を形成する。最速140キロを超える左右の両輪は、偶然に生まれた。2人は小学生時代に楽天ジュニアに選ばれており、当時捕手だった伊藤が笹倉の球を受けていた。同じ秀光中に進学してからは伊藤が中1秋に投手転向。1年間で球速を140キロ台に乗せ、昨秋から中学生レベルでは驚異的とも言える2枚看板を形成している。笹倉 「できれば伊藤とは全国でバッテリーを組みたかった (苦笑い)。組んでいる以上は継投で勝ち上がっていきたい。伊藤 「楽天ジュニアの時には、投手をやっているなんて考えられなかった。今でも捕手の視点で配球を考えている自分がいる」 年末の高知遠征ではメジャーのスカウトが視察に訪れるほどの好素材に成長した。元捕手で右上手投げの伊藤はオリックス金子と顔が似ており、多彩な変化球を操る投球術もそっくりだ。最速140キロの直球にカーブ、スライダーなど6種類の変化球が武器。「落ちる変化のスプリットやチェンジアップを見てほしい」 と自信を見せる。燃える理由もある。今年1月から、秀光中の監督だった須江航氏 (34) が仙台育英の監督に就任。後任には同高OBで甲子園出場を経験している小杉勇太氏 (23) が監督に就任した。伊藤 「去年は3位に終わって悔しかった。日本一から招待されたい」 、2人は 「優勝して須江先生に恩返ししたい」 と声をそろえた。※ 伊藤樹 2003 平成15年8月24日 秋田県大仙市生まれ。仙南東小2年から野球を始め、6年で楽天ジュニアに選出。秀光中に進学後は1年春からベンチ入りし、同秋に捕手から投手に転向。175cm、75kg 右投げ右打ち 家族は両親と兄。
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