< 北鹿新聞 > 北秋田市出身の元プロ野球選手で、プロ野球・北海道日本ハムファイターズのコーチに就任した中嶋聡さん (48 )が28日夜、市役所を表敬訪問した。津谷永光市長に就任を報告し 「ぼくの仕事は守りを含めた作戦」 と来季の活躍を誓った。中嶋さんは鷹巣農林高 (現・秋田北鷹高) から阪急ブレーブス (当時) に入団。強肩の捕手として名をはせた。現役終盤の12年間所属した日ハムに請われ、引退後の28年度から2年間、チーム統括本部ゼネラルマネジャー特別補佐に着任。提携先の米国サンディエゴ・パドレスでコーチやスカウトを学んだ。今年10月に球団からバッテリー兼作戦コーチ就任が発表されていた。空路で帰郷し、高校時代の恩師・津谷正俊さんら地元関係者と市役所を訪ねた。日本のプロ野球より分業化が進んでいる米国の野球事情などを津谷市長に語り、日米双方の長・短所を実感したという。その経験を生かすことになる日ハムは今季パ・リーグ5位に終わり、チーム再建に期待がかかる。主力の大谷翔平選手が米大リーグのエンゼルスに移籍する一方、高校野球界を盛り上げた清宮幸太郎選手が入団するなど選手の入れ替わりが進む。中嶋さんは「まったく知らないところから見て選手として使えるかどうか。早めに見たい」と述べ、各選手の見極めから着手する考えを示した。津谷市長は注目チームの最新動向を直接聞き、気持ちが高ぶった様子。「新しい扉が開けた。活躍を期待しています」「日ハムを注目して見たい」 と激励した。中嶋さんは1月3日まで故郷に滞在し同下旬に渡米する予定。その後キャンプに合流するという。
記事検索
人気記事
カテゴリ別アーカイブ
QRコード
記事検索
月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
記事検索