<11/24 スポーツ紙> ◇大相撲九州場所13日目、福岡国際センター。6戦全勝同士の優勝争いとなった序二段は、史上4人目の国立大出身者 (8月に埼玉大を中退)で、序ノ口の先場所で優勝した西15枚目の庄司 (23=武蔵川、本名・庄司向志、秋田県美郷町出身) が、虎来欧 (20=鳴戸) を寄り切りで破り、2場所連続の各段優勝を決めた。序ノ口からの連勝を14に伸ばした。右四つでがっぷり胸が合い、相手に左上手を与えなかった。「上手を取らせたら強いから嫌ったけど取られて」 と話すように、相手にも上手を引かれ正面土俵に寄り立てられた。絶体絶命のピンチも、つま先立ちで 「死に物狂いで」 (庄司) 何度も残し、逆に体を入れ替えると、こん身の力で寄り切った。来場所は三段目の土俵が待っている。秋田・横手高3年時に高校総体出場 (個人で予選落ち)。埼玉大では4年時に大学選手権ベスト32入りし、2場所連続優勝は想定していたが 「三段目では多分、負けちゃうでしょう。そこまでの力はない」 と現状の力は認識している。それは分かった上で、理想の相撲とする師匠の武蔵川親方 (元横綱武蔵丸)、同郷であこがれている豪風 (尾車) を目標に、3年以内での関取を目指す。
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