maq巨人が年明けに 「データ分析室」 を新設することが12月30日、分かった。ボールの回転数など約70項目を測定できる高性能弾道測定器 「トラックマン」 による数値を始め、膨大なデータをチーム強化につなげることが狙い。専門部署が徹底した分析を行い、情報戦を優位に進める。【2017.12.27】阪神が今オフに弾道測定器 「トラックマン」 を2軍の本拠地鳴尾浜にも設置の方向。【2017.11.17】ロッテは来季からZOZOマリン、2軍本拠地のロッテ浦和に高性能弾道測定器 「トラックマン」 を設置。すでに導入している球団が多く、打球の角度や飛距離、投球の回転数などを測定できる。球団内に新たに分析グループを設置することも決めており、球団は 「今後はどんどんデータを生かしていきたい」 と説明。また、来春の石垣島キャンプから活用できるよう、携帯用の測定器も購入。【2017.11.07】ヤクルト 「MAQ」 で球速&回転数計測。【2017.9.21】/スポーツ用品メーカーのミズノが、球速や回転数、回転軸を計測できる野球硬式球 「MAQ(マキュー)」 を開発した。業界では初めての試みで、感覚的に語られることが多かった投球の 「キレ」 や 「伸び」 を数値で表すのが特徴だ。今後、プロの現場などでテストを重ねてデータを収集し改良を加えたうえで、来年春の販売開始を目指す。MAQの重さや手触りは通常の硬式球と変わらないが、中心部に特殊なセンサーを内蔵する。スマートフォン用のアプリケーションに連動し、球速や回転数が表示される仕組みだ。販売価格は2万1384円(税込、別途充電器要)を予定している。ミズノによると、初速150キロの直球の場合、1秒当たりの回転数が45回転と30回転では、捕手のミットに収まるまでに20センチの高低差が生じる。これが球の回転数と 「伸び」 の関係を示す一例とし、さらに回転軸の方向は球の変化につながるという。投球の分析に詳しい国学院大の神事努准教授 (バイオメカニクス) は 「投球の評価は速度だけでは不十分。打てない球はそれだけではない」 と回転数の重要性を指摘する。