hushouzian<新聞報道> 美濃加茂高校(私、 岐阜県美濃加茂市)で、硬式野球部の2年生の男子生徒が、部活動で長時間走り込みをさせられ、重度の熱中症で救急搬送されていたことが、学校への取材で分かった。非常勤講師の男性コーチ (26) がこの生徒に100メートルダッシュを100本以上させていた。同校によると、生徒は今月16日、コーチから100メートルダッシュを100本、さらに追加として30本を走るよう指示された。午後1時から4時20分ごろまで走り、意識がもうろうとした状態で倒れた。生徒は同日夕方から23日まで1週間入院し体調が回復して28日に登校、9月10日から野球部の練習にも参加する予定という。今月14日の試合で引き分けだったため、監督 (33) が部員全員を叱責。翌日、主力投手だったこの生徒が 「ふざけた態度をとった」 として監督が怒り、コーチが 「反省が足りない」 として特別メニューを生徒に指示したという。同校は 「行き過ぎた指導だった」 として、コーチを無期限の指導停止、監督を厳重注意の処分とした。校長は 「不適切な指導があった。生徒の健康管理がされず、反省している。今後、このようなことがないよう留意していく」 とコメント。