shouz<新聞報道> 大相撲秋場所(9月10日初日・両国国技館)の新番付が発表され、美郷町出身で国立大の埼玉大学工学部を中退して角界入りした庄司向志さん(23)=武蔵川部屋=は、西序ノ口25枚目に名前が載った。日本相撲協会によると、国立大出身の力士は珍しいという。庄司さんは 「まずは十両を目指して頑張る。強くなった姿を故郷の人たちに見せたい」 と意気込んでいる。190センチ、140キロの恵まれた体格を武器とし、四つ相撲で前に押していくのを得意とする。小学生の頃に相撲を始め、横手高校では5人で戦う団体戦に3人でエントリーし、3年時にインターハイに出場。1人も負けられないプレッシャーの中、大将として16強まで勝ち進んだ。他校の選手と一緒に臨んだ同年のぎふ清流国体の少年団体では準優勝した。角界入りを考えるきっかけになったのは、大学3年時の全国学生相撲選手権。強豪私大の選手がひしめく大会でベスト32入りした。「自信になった。上の世界で勝負したいと思うようになった」 と言う。