moriokaminami<NHK> 県と盛岡市が共同で建設を進めている新たな野球場に、東京オリンピック・パラリンピックで選手村の施設に使われた県産の木材が、復興五輪の理念を伝えるレガシーとして再活用される見通しとなりました。盛岡南公園の敷地内に建設中の野球場は、老朽化した盛岡市三ツ割の県営野球場に代わって、県と盛岡市が共同で整備を進めています。2万人収容のスタジアムのほか、遊具を備えたキッズスタジアムやランニングコースなどが整備される計画で、去年6月に着工し、鉄骨の組み立て作業などが行われてきましたが、新たにデザインの詳細が固まりました。それによりますと、県と市共同の野球場であることを表現するため、内野席の色は岩手県の花の「きり」と、盛岡市の花の「かきつばた」に共通する「紫色」を基調とします。また、正面のゲートの柱や梁には、盛岡市産のスギ材を使用するほか、キッズスタジアムには、東京オリンピック・パラリンピックの選手村でビレッジプラザに使われた県産のアカマツとカラマツを、「復興五輪」の理念を後世に伝えていくためのレガシーとして再活用する方針だということです。これらの整備のため、盛岡市は来年度、県の負担分およそ15億円を含むおよそ35億2700万円を新年度予算案に盛り込む方針を固めました。新たな野球場は、来年4月に利用開始の予定です<2019.2.07> 県と盛岡市が同市永井の盛岡南公園に共同整備する新野球場に絡んで、県営球場 (同市三ツ割) と市営球場 (同市東新庄) の行く末が不透明となっている。財源に公共施設の集約化を前提とした地方債を見込んでいるためで、活用には統合前の球場を廃止することが条件となる。両球場は老朽化が進んでおり、新球場完成後は取り壊しも含めた対応が必要。両球場に思い入れの強い地域住民や関係者は推移を見守っている。6日の盛岡市議会総務常任委員会で、市スポーツ振興課の山本英朝課長が新球場の整備方針を説明。市議の質問に答え 「新球場完成後は県営、市営の両球場を廃止することが基本路線となる。両球場の今後を懸念する住民は多く、どういった対応ができるか考えたい」 と現状を語った。新球場の事業費は概算で87億5千万円。財源は施設の集約・複合化などに利用する地方債の公共施設等適正管理推進事業債を利用する方向で国と調整している。同事業債を利用する場合、事業費の90%に対して最大5割もの交付税措置が受けられるが、統合前の施設は2023年度に予定される新施設の利用開始から5年以内の廃止が求められる。<2019.1.10> 盛岡市が盛岡南公園に整備する新野球場の事業負担で、市と岩手県が連携することになった。建設費は87億5000万円を見込み、市が6割、県が4割を賄う。運動施設整備で自治体同士が連携するのは全国初という。新球場は2021年4月ごろに着工し、23年4月の開場を目指す。両翼100メートル、中堅122メートルで収容人数は約2万人。県内最大規模で、プロ野球の試合開催も可能となる。備蓄倉庫やマンホールトイレを備え、災害発生時には避難拠点の役割も果たす。球場完成後15年間の運営・維持管理費は23億900万円を見込んでいる。運営には民間資金活用による社会資本整備(PFI)方式の導入を計画しており、4月には建設も含めて一括して担う事業者の募集を始める。盛岡市内には1938年完成の市営、70年完成の県営の両球場があるものの、ともに手狭で老朽化も進んでいる。市は先に収容規模1万人の球場新設を検討していたが、県と共同で2万人収用の球場を整備する方針に改めた。<2018.11.29> 現状、高校野球東北大会等で行く場合にはいつも 駐車場 がネックに。<新聞報道>盛岡市に建設予定の新野球場と道の駅について、市は11月26日、基本計画案を市議会全員協議会で示した。盛岡南公園野球場 (仮称) の整備費は約87億5000万円で、市が6割、県が4割を負担する。道の駅の概算事業費は約13億600万円で、野球場と同じ2023年度の使用開始を目指す。野球場は同市永井の盛岡南公園に県と共同で建設し、プロ野球の一軍公式戦も開催できる規格とする。フィールドは両翼100メートル、中堅122メートルの人工芝で、観客席の収容人数は約2万人。夜間照明や屋内練習場、約1000台分の駐車場を備える。運営・維持管理費は15年間で約23億900万円。老朽化している現存の県営・市営野球場は廃止を見込んでいる。<2017.2.15> 盛岡市は2月13日、同市永井の盛岡南公園に岩手県内最大級となる2万人を収容できる新野球場を建設する方針を明らかにした。県と共同で整備する。グラウンドは両翼100メートル、中堅122メートルで、県内初のプロ野球1軍公式戦規格となる。2023年度の完成を目指す。新球場は盛岡南公園の敷地9.2ヘクタールに建設する。グラウンドは内外野ともに人工芝。内野スタンドには約1万2000人分、外野には計約8000人分の座席を確保する。夜間照明は6基を設置。1000台分の駐車場も整備する。球場そばには広さ約2500平方メートルの屋内練習場も建設する。公益財団法人日本体育施設協会が定める指針では、プロ野球の試合を開催する球場は両翼99.06メートル以上、中堅が121.92メートル以上が望ましいとされている。1970年完成の岩手県営野球場は両翼91.5メートル、中堅122メートル。38年に建設された盛岡市営野球場は両翼87メートル、中堅118メートルで、いずれも老朽化が進んでる。建設費は約70億円を見込み、20年度に着工する計画。市と県の費用分担は今後協議する。