imge0b43cf6zikdzj来年7月22日、2020年東京五輪全競技のトップを切ってソフトボールの試合が開催される、福島県営あづま球場の改修工事がほぼ完成し9月24日、報道陣向け内覧会が行われた。あづま球場は昭和61年完成で、老朽化やグラウンドの水はけの悪さが目立ったことなどから、五輪を前に約13億円を投じて大規模な改修が行われた。工事は昨年9月に着手。天然芝と土のグラウンドを人工芝とアンツーカーにして水はけをよくした。また、フェンスの衝撃吸収材の厚さを8センチから14センチに変更、選手の安全確保を図った。このほか、車いす観覧用デッキの増設や階段昇降機の設置、トイレの洋式化などが行われた。五輪期間中、あづま球場では7月22、23両日にソフトボールの予選6試合、29日に野球の予選1試合が行われる。【2018.11.24】国際オリンピック委員会 (IOC) のトーマス・バッハ会長が11月24日、2020年東京五輪で野球・ソフトボールの会場となる福島県営あづま球場を安倍晋三首相と視察。2018.3.26】広大な敷地が特徴的な総合公園。球場・体育館・陸上競技場・テニスコート・プール・サイクリングコースなどのスポーツ施設の他、自然を楽しむ遊歩道やアスレチック、歴史を学べる民家園などがある。平成29年第70回秋季東北地区高等学校野球大会会場。【2018.1.30】福島県は1月29日、2020年の東京五輪で野球とソフトボールの一部試合が開催される県営あづま球場 (福島市) の改修計画を発表。土の内野、天然芝の外野をいずれも人工芝に張り替え、老朽化したトイレやロッカールームなどの設備を修繕する。18年度に改修に着手、利用者への影響を抑えるため、主にオフシーズンに工事を行う。日本ソフトボール協会は 「ソフトでは人工芝が一般的で、選手が対応しやすい」 と人工芝への張り替えを県に要望。県内の野球関連団体も 「降雨時の水はけが良い」 として同調していた。県は、芝刈りなどで年間約2000万円かかる維持管理費を8割程度削減できることも考慮し、張り替えを決めた。同球場の内野席は約1万4000席。芝生の外野スタンドを観覧スペースとして利用するかどうかを今後検討する。外野フェンスの衝撃吸収材も改良し、安全性を高める。