kyouka8月28日(金)秋田市内で会合(5年間の総括とアドバイザー交えたパネルディスカッション【2015.5.25】秋田県教育委員会の高校野球強化プロジェクト委員会(委員長=伊藤護朗秋田県野球協会長)の2015(平成27年度)第1回会合が5月23日、秋田市のルポールみずほで開かれた。選抜大会で初戦を突破した大曲工の戦いから課題を分析し、夏の全国高校野球選手権秋田大会に向けた取り組みを話し合った。委員と県外から招いたアドバイザー、県内の監督約30人が出席。選抜大会2回戦で大曲工が浦和学院の左腕投手のチェンジアップを打ちあぐねたことについて、大曲工の阿部大樹監督は 「初球から打っていく姿勢を徹底させたが、ボール球の見極めも課題になった」 と語った。この日、アドバイザーらは、春季東北地区高校野球秋田県大会の準々決勝を視察。大曲工-秋田商戦を観戦した日本新薬(京都)元監督の前田正治アドバイザーは 「京都の8強よりレベルが数段上。しかし、試合前にフライノックを重ねたのにもかかわらず、風の目測を誤った落球が多かった。練習の意図を選手に理解させることが必要」 と話した。前田アドバイザーは 「守備や打撃の課題を一つに絞り、数日間徹底的に追い込むこと」、国学院大助教の神事努アドバイザーは 「投手が今から球速を上げたり、球種を増やしたりするのは難しい。常に同じフォームで投げられる再現性を高めてほしい」 と語った。(佐藤亮真)