akagawa毎日新聞 月27日 配信> 大曲工赤川駿遊撃手(3)、風に乗った打球が左翼フェンスを越えて行く。一回1死無走者。先制本塁打を放った2番打者は、「びっくりした」。高校での本塁打は学校のグラウンドで放った練習試合の1本だけ。「公式戦初」が甲子園の大舞台なのだから、本人が驚いたのも無理はない。英明との1回戦は、左腕・田中に3三振と抑え込まれた。「体が開き気味」と気付き、修正に取り組んだ。浦和学院の先発も左腕・江口。踏み込んで、狙い通り直球を捉えた。昨年10月。浦和学院との練習試合で、体格差に圧倒された。浦和学院が取り組んでいると聞き、1日3000グラムを目標に白米をかき込んだ。一冬を越え、体重は6キロ増。強い打球が飛ぶようになった。ただ思った以上に切れがある江口の変化球は捉えきれず、安打は本塁打の1本だけ。「対応できるようにしないと」と課題を持ち帰った。試合後は「僕は本塁打を打つタイプじゃない。つなぎの役割をしっかり果たしたい」。注目を集めながらも、頭は冷静だった【中村有花】。<平成24年夏 横手市立 金沢 中学校登録選手、横手1区> [投]高橋佑介(3)、[捕]赤川 駿(3)、[一]下夕村翔(3)、[二]○伊藤毅(3)、[三]高村文和(2)、[遊]佐藤蓮人(1)、[左]北嶋有輝(3)、[中]佐藤大陸(3)、[右]小田嶋美波(3)、村上享平(2)、伊藤匠(2)、増田大誉(2)、川越智貴(2)、三浦格(2)、伊藤琢(2)、照井大翔(2)、照井康毅(2)、伊藤将志(1)、伊藤夏輝(1)、米沢海斗(1)、[責]永瀬伸昭、[監]高橋輝樹、[記]澁谷尚文(2)。