平成4年春季東北大会、準決勝で大館鳳鳴は仙台育英に5-6と惜敗した。初回2死後、本多が四球、四番鈴木が右前打、浅利、堀内が四球を選び、押し出しで先制。七番高橋仁孔が右前打を放って3点をあげた。スクイズで1点を返されたが、3回本多、鈴木の四球で満塁とし、堀内が三遊間を破った。初戦で投げた浅野は肩の故障で投げられず、前日完投の加賀谷が連投。この日は疲れのためか明らかにボール球が多く、7奪三振だが与四球11と乱調。毎回のように走者を出し、12残塁で苦投。初戦で満塁アーチの鈴木は5回に2本目の場外本塁打を含む3安打、全打席出塁も及ばなかった。<略> 便りによると、(浅野投手は)現在県南の大曲高校に勤務。<略> 鳳鳴卒業後、北鹿新聞平成5年3月の 「93・春に巣立つ、将来は指導者として、一年間は勉強に専念」 に次のように語っている。『春の東北大会初日、羽黒(山形)戦の2回裏に右肩に激痛が走り、結果は関節包損傷。完治には手術が必要で 「夏はあきらめてくれ」 と言った担当医の言葉は忘れられない。これまでの3年間は一体何だったのか、と眠れぬ夜が続いた。放課後はナインから離れて一人で走り込み。キャッチボールをしている部員がうらやましくて仕方がなかった。』 <平成4年夏 大館鳳鳴 登録選手> [投]浅野晃秀(3、右右、177/72、大館一)、[捕]浅利雄一郎(3、大館東)、[一]鈴木康嗣(3、鷹巣南)、[二]布袋屋守(3、大館一)、[三]○本多高生(3、大館一)、[遊]高橋仁孔(3、鷹巣)、[左]三沢恒俊(3、鷹巣)、[中]出雲幸貴(2、田代)、[右]堀内清美(3、鷹巣)、加賀谷太朗(3、上小阿仁)、佐藤光浩(2、比内)、斎藤義之(3、合川)、仙台繁(2、比内)、嶋田昌歌(2、比内)、大山養介(1、鷹巣)、安部直樹(3、下川沿)、松澤真二(3、比内)、[部]伊藤一寿、[監]佐藤俊明。
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