秋田県は導入に消極的。【2018.12.23】横浜高野球部の渡辺元智前監督は今回の球数制限導入に関して 「非常に難しい」 と前置きした上で 「(選手の健康管理について)いろいろな議論はした方がいいが、都道府県それぞれではなく、タイブレークなどで様子を見てから全国で統一してやっていくべき問題なのでは」 と1県だけの導入に疑問符をつけた。「私自身も障害予防の活動をしている。予防は絶対に必要なこと」 と健康管理の重要性を踏まえ、「いきなり球数を制限しても負担軽減とイコールにはならないのでは」 と意見も述べた。加盟校の大半を占める公立校は選手層が薄い場合もある。「極端に言えば投手が少ない学校は試合ができなくなってしまう」 とし、加盟校減少も危惧する。「選手を第一に考えたルール作りをすべき」 との考えを示した。【2018.12.22】新潟県高野連が来年の春季新潟大会で投手の球数制限を導入することが12月22日、分かった。故障予防が目的で、各都道府県高野連が管轄する公式戦で初めての取り組み。22日に新潟市内で開かれた会議で明らかにされた。高校野球界では投球過多による酷使が問題視されてきた。日本高野連は選手の負担軽減などを目的として、延長十三回開始のタイブレークを今春の選抜大会から実施。新潟県高野連による球数制限導入は、さらに踏み込んだ対策となる。新潟県では高校野球の新入部員数が大幅に減っていることに危機感を抱き「新潟県青少年野球団体協議会」を設立、課題解決を目指してきた。【2014.4.12】日本中学硬式野球協議会は平成26年4月3日、参加5団体(ボーイズ、リトルシニア、ヤング、ポニー国内、フレッシュ)でプレーする中学生投手の試合と練習での投球数を制限するガイドライン(指針)を発表(今年度は周知期間、来年度から完全適用)。ガイドラインは投球障害の予防を目的に制定、試合で投球できるのは1日7イニングまで、連続する2日間では計10回まで、これに達すると交代しなければならない。1日に複数試合に登板したり、連続する2日間で計5回以上投げたりした場合は、その翌日は肩や肘に負担がかかる投手、捕手として出場できない。また、練習での全力投球も1日70球まで、週に計350球まで。
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