kusikyuuri 阪神甲子園球場では、大正13年に登場したカレー、秘伝のソースを使用した焼きそば等々の定番名物メニューが根強い人気を誇っている。 最近では、「串きゅうり」(200円)が人気上昇、長さ約20センチのキュウリを丸ごと1本、漬け汁に約6時間浸して竹串に刺し、氷で冷やしたもので、 「適度な塩分が取れて熱中症対策になる」 と今年は例年の約1.5倍の1日約700本が売れているそう。 高校野球ファンの甲子園大会期間中の定番と言えばやはり 「かちわり(スタンドや売店で販売、夏の高校野球開催期間中のみ)」 が有名、水は六甲山系の地下水を汲み上げたもので、溶けた氷水を飲んだり、額などに乗せて涼をとったりするのに利用する。かつては巾着状のビニール袋の中に球場内で袋詰めしたものを販売していたが、現在では衛生面も考慮して工場で袋詰めにし輸送したものを販売。2日間かけてゆっくりと製氷するために水に溶け込んだ空気が徐々に抜け、気泡が少ない氷になるため溶けにくいのが特徴。ただ、昨今は凍らせたペットボトル入り清涼飲料水の普及、阪神甲子園球場ではペットボトルの持ち込みが認められていること、衛生面で敬遠する人も増えたこともあってか売り上げはピーク時の半分以下に落ち込んでおり、夏の甲子園の風物詩である 「かちわり」 の売上回復を図る動きも見られる。