you病気療養中だったNHK石川洋アナウンサーが2013(平成25年)1月6日15時47分に逝去、享年53歳。石川アナは明治大卒、1983(昭和58年)NHK入局、スポーツアナとしてアトランタ五輪から北京五輪まで夏の4大会連続実況(夏冬合わせて9回)、高校野球では1998(平成10年)夏の第80回甲子園大会大会準々決勝、横浜-PL学園の延長17回3時間37分の熱戦を伝えた。「勝って泣く顔があります。負けて笑う顔があります」(試合終了後、敗者側であるPL学園 上重聡投手に笑顔が、勝者側の横浜 小山良男捕手が号泣する場面があったことに由来)。<スポーツ紙> 歯切れのいいスポーツ中継で知られるNHKの石川洋(いしかわ・ひろし)チーフアナウンサーが、6日午後3時47分、都内の病院で死去した。53歳だった。石川アナは1983年の入局以来、プロ野球、ラグビー、五輪などのスポーツ実況で活躍。04年のアテネ五輪では、水泳の北島康介選手が金メダルを獲得した直後にインタビューし、「チョ~気持ちいい!」の名言を引き出した。死因は公表されていない。葬儀・告別式は近親者のみで行う。数々のスポーツドラマに声で花を添えた名アナウンサーがこの世を去った。関係者によれば、石川アナはここ数年体調を崩しており、治療しながら仕事にあたっていたが、昨年12月初旬に都内の病院に入院。1月6日に息を引き取ったという。体調のいい時にはラジオニュースを読むなどしており、昨年1月には、帝京大が3連覇を達成したラグビーの大学選手権の中継も担当していた。昨年11月末に会った関係者によれば「元気そうで、『現場に戻ってまたラグビーの実況をしよう』と話し合った」そうで、仕事復帰に意欲を見せていたという。NHKを代表するスポーツアナだった。83年に入局後、長野、神戸、広島、大阪のアナウンス室を経て東京勤務に。94年のリレハンメル冬季を皮切りに、10年のバンクーバー冬季まで、夏冬あわせて8回連続で五輪に携わった。北島の金メダルの側にはいつも石川アナの声があった。04年アテネ五輪で平泳ぎ100メートルで優勝した際のインタビューでは、「チョー気持ちいい!」の名言を引き出した。08年の北京では金メダルを獲得した2種目両方の実況を担当。圧勝した200メートルでは「もはや無敵!大勝利!」とたたえ、接戦だった100メートルでは「北島抜けて来い、抜けて来い」と鼓舞。北島の「何も言えねぇー」に“リレー”した。98年夏の高校野球準々決勝では松坂大輔擁する横浜高校とPL学園の延長17回の死闘を伝えた。歴史に残る名勝負とともに、名実況は視聴者の心に残り続ける‐。