<平成4年発行、日本高等学校野球連盟全国高等学校軟式野球選手権大会30年史より一部抜粋> 3年前の無念を晴らして能代が感激の初優勝。能代は9回の2死三塁から、一ゴロ失で1点差にする運の強さでよみがえった。松岡の二塁打と七尾の死球で満塁、児玉が左前へ打って追いついた。それまでは、玉野(岡山)のペースで運んだ。2回と4回に得点し、左腕戸川も快調に投げていた。同点にされてからも制球に苦しむ能代須藤に、玉野は9回が1死満塁、延長12回にも再び1死満塁と攻めた。だが、その度に須藤は冷静なピッチングで後続の打者を抑えた。13回能代は先頭の佐藤が左越え二塁打、1死から打者原田の初球に三盗を成功、意表を突かれた形の戸川に、原田がすかさず中前へ快打して貴重な決勝点にした。18校出場、能代2-1神戸村野工、能代3-1宇都宮学園、能代10-3札幌商、能代4-3玉野。※24回大会決勝対静岡商戦は、2-0とリードも7回に追いつかれ、13回表に2点加点され準優勝。
<能代高校決勝戦先発選手> [中]佐藤 6-1-0、[二]山崎 6-1-0、[遊]原田 5-1-1、[投]須藤 8-0-0、[左]大久保 6-0-0、[右]松岡 4-2-0、[捕]七尾 2-0-0、[一]児玉 4-1-1、[三]藤田 4-0-0
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