佐竹知事は、「能代商が勝ったのは(始まって日の浅い)強化策によってではなく、監督と選手の頑張りによるが、これまで同様、淡々と強化策を進められれば」と継続の意向を示す。
【2011.8.19】<新聞報道より>高校野球強化プロジェクト委員会アドバイザー大藤敏行中京大中京野球部総監督「甘い球は強打し、守備も最後の一瞬まで諦めない。『何が何でも甲子園で勝つ』という姿勢に感銘を受けた」と評価。プロジェクト6人のアドバイザーは、6月に高校の全監督に「打者は初球から振りに行こう」「投手は恐がらず内角を攻めよう」等の改善策を通知していた。秋田県庁保険体育課のコメント「能代商はファーストストライクをどんどん強打していた。プロジェクトの成果が現れたように感じる。」
課題も多い、大藤アドバイザーは「素直で優しい性格がプレーに出過ぎ、強豪校と比較し体格の面で劣る。」を挙げている。
【2011.8.18】(投手の投球動作解析事業開始を紹介する新聞記事中)秋田県スポーツ振興課のコメント「これまでは強化委員からの助言が主だったが、早速効果が出た。投手力が向上すれば、それを打つ打者の技術も向上する。それが最終的に力の底上げにつながる。」 この「早速効果が出た」のが、投球動作解析事業の効果を指すのかまたは強化プロジェクト事業の効果が出ての甲子園勝利を指すのかは判然としないが、いずれにしても早計で自画自賛の感は否めず。
正確な現状認識は、(これも新聞報道より)工藤雅文秋田県高野連副理事長の「プロジェクト立ち上げ時は県内から賛否両論の声がありました。本当の意味での成果が出るのはこれからですが、この2勝はいいきっかけになると思う。」