<スポーツ紙> 常総学院監督を木内氏から引き継いだ前監督の佐々木力氏(54)は亡くなる前日、家族から呼ばれ病院に見舞った。もう意識はなかったが、木内氏の手を握り「もうひと頑張りして下さい」と声をかけたという。取手二の二塁手として全国制覇。恩師の指導を「とにかく選手をやる気にさせる話術がうまかった。だから、県立の僕らが優勝できた」と振り返った。92年からは常総学院のコーチ、部長として師事した。11年8月に監督を引き継ぐ際には「常総の監督は厳しいからな」と声をかけられた。「その通りで、プレッシャーの毎日でした。プロ野球とは違い、高校野球は小技や細工を考えながらやるんだと。『佐々木は大型チームをつくりたがる。だから取りこぼすんだ』と。本当にいろいろなことを教えられました」としのんだ。<2016.3.16> 第88回選抜高校野球大会(3月20日開幕、甲子園)出場。<2015.3.29> 木内前監督の勇退が選手集めに影響することもないという。「今も1年生が36人で、全学年合計106人。100人を超えるのは久しぶりですから。『常総に行けば3年で1回くらいは甲子園に行けるだろう』 という期待を、私も何とか保っているんじゃないですか (笑い)。全国にいる木内さんの門下生からも教え子を紹介してもらっていますから。特に影響はないと思いますよ」。<2011.8.04> 平成23年8月3日、常総学院木内幸男監督勇退後の新監督に佐々木力コーチ(昭和41年、秋田県生まれ)の就任が決定。同校によると 「佐々木新監督は、取手二高以来の木内さんの門下生。イズムを吸収している」 と選考理由を説明。佐々木新監督は選手時代に取手二で二塁手として全国優勝を経験、平成4年から常総学院でコーチ、部長などを務めている。また、野球部長には鹿島学園監督として平成10年夏の茨城大会で創部以来初の4強入りを果たした入江道雄強化部室長 (48) が就任する見込み。尚、木内現監督は副理事長職を継続する。◆ 佐々木力 1966年(昭41) 5月20日、秋田県生まれ。取手二-日体大。取手二では木内監督の下で二塁手として全国優勝。89年に東洋大牛久の準硬式野球部監督に就任。91年から常総学院コーチ、部長などを歴任。
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