[A](1)出来ない言い訳を探すよりも、その環境で何が出来るのかを考え取り組む。
   (2)昼食()を放課後に一緒に食べ、その後ミーティング行う」(食事管理)
   (3)建学の精神の徹底
     1、ルールを守る
     2、ベストを尽くす
     3.チームワークを作る
     4。相手に敬意を払う
   (4)グランドは校庭で、寮もなく室内練習場もない。何をやるかよりも、どんな思いでそれをやるかが
     大切であるという考えのもと練習を行う。
   (5)技量向上に特別な練習はない。どの学校でも同じような練習をしている。何をするかよりも、いか
     に実践を意識した練習を毎日継続させられるかどうかということを念頭において指導している。
     基本理念は変わらないが、方法論はその年ごと変えている。
[B](1)中長期的な視野をもったトレーニングへの指導者の理解
      高強度のトレーニングは、疲労によって一時的にパフォーマンスを低下させてしまう。指導者
      は、このパフォーマンスの低下に振り回されるなく、中長期な視野をもって練習に取り組んでほ
      しい。また、筋の出力が大きくなることによって、けがの発生リスクは高くなる。ウォーミングアッ
      プやクールダウンを十分に行うことも必要になる。
   (2)小学低学年のスキルの向上を狙うことによる永続的なタレント供給
      小学校低学年が投球動作の獲得の至適時期である。この時期で学習機会を逃すと、投動作
      を高いレベルへ発展させるjことが難しくなる。
      野球に関する必要なスキルを獲得した子どもの人口を増やすためには、少年野球や学校教育
      での学習機会の増大が必要不可欠である。
      これによって、野球に特化したスキルを持ったタレントを永続的に供給することが可能になると
      考えられ、高校野球の強化に直結すると考えられる。
   (3)全国で初となる野球指導者育成制度の着手
     中学校、高等学校では、指導者のほとんどが学校教員である。また、少年野球チームでは指導
     者がボランティアで行っている場合が多い。
     このことから、医科学的な知識や、体系立ったコーチングスキルを学んだ指導者は多くないと思
     われる。近年、体育系の大学が増え、また野球やトレーナーの専門学校も増加傾向にある。こ
     れら学校の卒業生が、指導者になるケースは増えてくるであろう。
     今後、医科学的知識、コーチングスキルを学んだ指導者とそうでない指導者が混在することが
     予想される。このような時代背景から、指導者の質を一定水準以上にしようとする、指導者養成
     制度を確立する動きが各地で起こり始めている。
     しかしながら、NPB、高野連、リトル、シニア等競技団体が乱立している野球界において、トップ
     ダウンで統制することが難しく、体系立った養成制度が進んでいない。
     今回の秋田県での高野連、保健体育課、県が一体となった取り組は、全国の先駆けとなる野球
     の指導者育成制度のを整備するチャンスであると考えられる。
[C](1)目標を決め、具体的な対策をつくり、イメージのの可視化
     (2)情報共有
     (3)進学、進路のサポート
     (4)大学、社会人、プロで継続する生徒へのサポートと連携
     (5)リトルシニア、ボーイズ等のクラブチームへの支援
     (6)優秀な卒業生の指導者への循環(地元の仕事の斡旋等)
     (7)甲子園出場校が負担する費用の学校補助地元の寄付体制の構築
     (8)阪神エリアの秋田県人会の活性化、サポート企業のリストアップ
[D]今回、県の事業として高校野球の強化を図ることは、我々野球関係者としては非常にありがたく感じ
   ている。また、それだけ責任も重く受け止めている。
   この計画が成果を挙げるためには、県のメンバーと我々アドバイザーがしっかりまとまることが大切
   であり、そのまとまる方向は、秋田県が「甲子園で決勝の舞台で戦う」とすべきと思う。
   プロジェクト委員が本気目標を高く持ち、推進していかなければ感じる。
[E]直接試合を運営する審判員の強化について
   1、ルールとマナー
   2、試合をテンポ良く進行させる
   3、正しい判定、等
   審判員が実践において教育者として対応することにより、選手、監督の精神面、技術面とも充実す
   る