(1)技術面(投手力、打撃力、守備力、テンポ・リズム等)
[A]自校の目標とする技術レベル
  右投手 MAX140km/h  Av.135km/h  左投手 MAX135km/h  Av.130km/h
  ※一芸(走、攻、守)に秀でていればその長所を認める。その武器を認め試合に使うこともある。
[B]①全体的な印象
    永続的に高い競技力を維持するには体系的なシステムを構築する必要がある。
    「秋田県高校野球資料」に記載されている対応策は、単発のイベント的な取組が目立つ。
    また、技術に関する取組の割合が大きく、体力の向上に対する取組が十分に行われていないとい 
    う印象を持つ。
   ②環境要因から見た秋田県の特色とすべき強化方針
         野球の競技特性として、技術的な要因を占める割合が高いのは事実である。しかし、雪深く寒い
     という秋田の環境的な問題もあり、ボールを存分に扱える期間が温かい地区に比べて少ない。
     よって、体力の向上に着目して、他県との差別化を図る必要があると考えられる。事実、北海道
     では高野連を含む各種団体を統括するNPO法人が作られ、体力測定とトレーニング指導によっ
     て成果を挙げているという。
   ③球質の向上による投手力の強化方針
        ボール速度を増加させることは、競技力向上に非常に重要である。しかし、投球されたボールを
    評価する場合、速度だけでは不十分であり、球質と呼ばれる総合的な指標で評価する必要があ 
    る。現在、私は球質について研究を行っており、プロ野球、メジャーリーグで活躍する投手の球質
    の特徴について、ある程度示唆できる結果を得ている。秋田県の投手のデータを計測し、評価す
    ることで、より競技力を高めるトレーニングへとつなげていくことができるものと考えられる。
[C]①技術指導法について、生・中・高の一貫指導が出来るように、情報の共有
   ②生徒の理解度をチェックするシステム

[D]①投手力
        球速135km/h以上のストレートと切れのある変化球が投げられる投手の育成が急務であること
    に間違いはないが、その前に、打者に対して攻める気持ち(打者と勝負をしている)の醸成等、意
    識改革から始めることが大切であると感じる。
   ②攻撃力
       打撃力については、投手の投げたボールに対して、とにかく積極果敢にバットを振る意識を植え付
    け、スイングの向上と変化球への対応力をつけること。
       起動力は、徹底して次の塁を狙う意識を強く持たせることと、相手チームの分析の重要性を理解
    させることで急激にアップさせることは可能である。
   ③守備力 
       守備に関しては、やはり、まず基本動作の繰り返しによる習得と、場面に応じた守備力の育成の
    ために一つのアウトを取ることへの執着心を強く持たせること。

(2)医科学面(大事な場面での能力発揮、冷静な判断力及び決断力等)
[A]約20年前より、外部講師(メンタルトレーナー)を招き指導を任せている。その分野の専門に委託す
   る。任せたら決して口を挟まない。(相互理解は十分に行う)
[B]①メディカルドクターの協力体制と情報共有 ②保護者に対する指導