aef912cc-shutatui 1秋田の牛若丸対決 (昭和57年第64回大会)、杉山信哉 (秋田商-二ツ井)-佐々木直行 (経大付-城東)。秋田県大会決勝、経大付が秋田商に接戦の末10-7で勝利し、2年連続の甲子園出場を決めた。その瞬間、秋田商杉山遊撃手は3年前の悪夢を思い出していた。それは二ツ井中時代に東北を制し、全国大会準々決勝で対戦した奈良五条中戦での延長の末のまさかのジャンケン負け (その当時はまだスペシャルルールはなかった)。杉山は内野の他にも投手と大車輪の活躍で本塁打も打てた。一方の経大付佐々木二塁手は自身3度目の甲子園を決め感激に浸っていた (中学時代も新興城東中の主将として全県出場)。佐々木選手で印象深いのは1年秋の明治神宮大会で早稲田実荒木大輔投手から打った二塁打を含む2安打。杉山、佐々木両選手ともに小柄ながら野球センス抜群で三拍子揃ったシャープな選手だった。先述の決勝戦で佐々木はリリーフした杉山から右前安打を打っているが、直接の投手対決は意外に少なく春の中央地区で佐々木先発杉山リリーフで試合は秋田商が6-3で勝利している。卒業後、杉山は住金鹿島、佐々木は秋田相互銀行に進んだ。※平成9年6月発行「熱球通信」よりの再掲 。私も横浜スタジアムで、じゃんけん見ました。五条中は奈良県の強豪校で智弁学園に多く進学していました当時も大型チームでエースの阪本君は智弁に進み甲子園に出ました<ハマのパンチョ>。