
2020年12月

<Full-Count 編集部>9月23日のソフトバンク-オリックス戦(PayPayドーム)。5回2死一、二塁で、オリックスの左腕・田嶋が4球目を投げようとした際に、打席のグラシアルが突然タイムを要求。その様子を見た田嶋は投球動作に入っていたが、ボールを投げずに動きを中断した。塁審からのボーク宣告で走者は進塁しかけたが、森球審は審判団を集めて協議。場内も騒然とする中「打者が打撃姿勢をやめたことにより、投手も投球を中断した。双方がルール違反を犯している。元に戻し、試合を再開します」と説明したのだった。思わぬ事態を冷静に裁いた森球審に対し、当時ファンからも「ほんま森球審最高」「審判がルールちゃんと頭に入ってたことがすごい」などと称賛の声が相次いだ。今回の動画を見たファンからも「バッターが打撃姿勢をやめたせいでピッチャーが投球を途中でやめた場合は何もなかったことにするというのはホント勉強になった」とのコメントが寄せられていた。





金足農 山崎亨(2、八郎潟)- 大館鳳鳴 佐藤宏樹(2、大館一)


八橋球場ブルペンで投球練習する秋田商 古谷凌平二塁手(2年時、天王南)



<日刊スポーツ> 阪神などで活躍した藤田太陽氏(41)が社会人野球・ロキテクノ富山の監督に就任したことが12月15日、分かった。ロキグループが同日に発表した。藤田氏は12月8日付で監督に就任。「偶然か必然か、野球の神様がつないでくれたご縁なのか、2016年よりロキテクノ富山の選手たちと夢を追いかけて来ました。今後は、監督1年生として臆することなく立ち向かっていきたい所存です。監督となった私の夢は選手たちが東京ドームで縦横無尽に躍動し、歓喜乱舞する姿を皆様に見せることです。勝者への道のりは長く険しい、だからこそ皆様の叱咤激励が必要です。心をひとつに、私達は前進し続けます」とコメントした。藤田氏は00年ドラフト1位で阪神に入団。西武、ヤクルトでプレーした後、社会人野球のロキテクノ富山で投手兼ヘッドコーチとして活躍してきた。これまで富山県を拠点に社会人硬式野球チームとして活動してきたが、来年1月から日本野球連盟認定の企業チームになる。18年には全日本クラブ野球選手権で全国初出場。今後は悲願の都市対抗出場とともに、野球振興を目指す。<2019.2.02、スポニチ紙> 熱い思いとともに、新たな一歩を踏み出した。阪神、西武、ヤクルトで活躍した藤田太陽氏 (39) が2月1日付けで株式会社ロキグループに入社。「経営企画室、経営企画グループ、広報・広告宣伝担当」 として配属され、多忙な日々を過ごすこととなった。「 “チームをもっと強くしたい”“ もっと会社のことをアピールしたい” という思いがずっとありました。近い将来、企業チームになることがあれば、選手たちを都市対抗の東京ドームへ連れて行きたいという夢があります。そのためにも自分が同じ会社の一員となることで多くの時間を共有しながら、選手たちを育てていきたいな、と」 言葉の端々から、揺るがぬ決意があふれ出た。2015年12月に同社が持つクラブチーム 「ロキテクノベースボールクラブ」 に外部コーチ兼選手として入団。チームの拠点がある富山と東京を行き来しながら、チームの強化に全身全霊を傾けてきた。「彼らはまだ失敗を恐れる立場じゃない。常にチャレンジしてほしい。トーナメント特有の難しさはありますが、攻撃は最大の防御ということです」 18年からは総合コーチとして、本業の投手だけではなく、打者の指導も任されるようになった。12年間に及んだプロ野球人生。豊富な人脈から得た打撃理論を注入するだけではなく、投手目線からの配球、駆け引きを伝えることで、野手陣の強化も並行した。指導者としての引き出しを増やすべく、多方向にアンテナを張る。経験論を語るだけではなく、心理学を学び、4スタンス理論を提唱する広戸総一氏の下へも地道に通った。取り組みはやがて実を結び、同年9月に開催された全日本クラブ野球選手権に初出場。初戦で逆転負けしたものの、チームの歴史を塗り替えた。「プロでは同学年の阪神・能見、ヤクルト・石川が第一線で頑張っている。仕事と野球を全力で頑張ることで、彼らと対等に話せる自分でありたい」 同社は東京都品川区に本社を置き、産業用精密濾過フィルターおよび濾過装置などの周辺機器を製造する株式会社ロキテクノをはじめとするグループ会社を管理統括している。環境問題、社会貢献にも積極的に取り組む。グループ会社の一つにトロイカジャパンを有しており、ドイツに本社を置くトロイカ・ブランドをはじめ、クオリティーの高いメタル・デザインウェアやヨーロッパ各国の洗練されたデザインギフトの輸入、販売を手がけている。藤田氏は企業向けノベルティの営業にも携わっていくという。「平日は東京、週末は富山という二重生活ですが、本当にやりがいがある。こういう環境を与えていただいた伊東会長と会社には本当に感謝しています。なんとしても恩返しをしたいし、野球を通じて会社の名前を広めていきたい」 プロでの現役時代はたびたび故障に見舞われならがも、不屈の闘志で困難を乗り越えてきた。フィールドは違えど、物事に向き合う真摯な姿勢は変わらない。力強く、逞しく、大いなる未来へ向かって――。力の限りを尽くす戦いが始まった。
ヤクルトの石川雅規投手が14日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1500万円減の年俸9千万円でサインした(金額推定)。40歳で入団から19年連続勝利を達成したが、15試合で2勝8敗、防御率4.48と苦しみ「悔しいシーズンだった。来季は高津監督を男にできるように頑張る」と巻き返しを誓った。3年ぶり9度目の開幕投手を務め、プロ野球史上5人目の40歳代開幕投手となった。開幕から2試合連続で勝利投手の権利を持って交代したがチームが逆転される不運もあり、初勝利は9月30日のDeNA戦になった。自己最少の勝利数に「また競争の中でポジションを勝ち取っていく」と雪辱を期した。五十嵐亮太投手が引退し、来季はチーム最年長となる。現役最多の173勝を挙げており「同年代がどんどんユニホームを脱ぐのでさみしいが、思いを勝手に背負わせてもらう。1勝ずつ積み重ねていきたい」と意気込んだ(共同)。<日刊スポーツ> ヤクルト石川雅規投手(40)が14日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、1500万円減の9000万円でサインした(金額は推定)。開幕投手を務めた今季は、上半身のコンディション不良もあって15試合の先発にとどまり、自己最少の2勝に終わった。防御率は4・48だった。「今年は自分としてもチームとしてもすごく悔しいシーズンだった。来シーズンは高津監督を男にできるように、その駒にしっかりなれるように、キャンプからしっかり勝負できるような体を作って臨みたいと思います」と話した。チーム最年長で、19年連続の白星や、現役最多173勝と、練習に取り組む姿勢も若手の手本となっている。「チームとしての優勝はもちろんなんですけど、なんとかもう1度2桁勝利と規定投球回をクリアできるように、しっかりとしたコンディショニングを整えて若手と勝負していきたいなと思います」と話した。








新型コロナウイルスの影響で、今年は修学旅行の中止や延期が相次いだ。県教育庁によると、秋田県立高校では、修学旅行を予定していた49校のうち37校が中止を決めた。キャンセル料は県が補助する。県教育庁が12月9日、今年の修学旅行の状況について県議会で説明した。修学旅行を予定した県立高校49校のうち、実施済みが6校、今後実施予定なのが6校、中止が37校だった(3日時点)。中止の37校のうち10校は、県内の旅行などで代替したという。県立中学校は、修学旅行を予定した3校のうち1校が中止した。交通や宿泊などのキャンセル料について、県は1人当たり1万2060円(行き先が東北の場合は6030円)を上限として全額補助する考えだ。県立中学校と高校では計約2252万円を見込む。また、県内の私立学校(約676万円)、特別支援学校(約148万円)にも同様に補助する。また県内の公立小中学校の状況(9月末時点)については、多くの市町村が補助を検討する一方で、1自治体が保護者にキャンセル料負担を求めているという。県教育庁の担当者は「1人当たり1500円程度の負担で、保護者には同意を得たようだ」と説明した。(朝日新聞 野城千穂)