
2019年02月


日本高校野球連盟は2月13日、大阪市内で全体審議委員会を開き、学校のダンス同好会の有料イベントに野球部員を参加させた高知商の野球部長の処分などについて再び議論したが、結論は出ずに20日の理事会で判断することを決めた。一方、入場料金が500円だったことから、日本学生野球憲章が禁じる商業利用には当たらないと判断した。以前は同憲章に基づいて作られた 「アマチュア問答集」 にテレビや舞台にユニホームを着て出演してはいけないと規定され、加盟校に配られていた。だが、2010年の憲章改正後は問答集を配布していない。西岡副会長も 「今は規定がない。(加盟校への周知不足について) 高野連の不手際を認めざるを得ない」と話しており、問答集の効力は失われている。【2019.1.30】日本高野連は1月30日、大阪市内で審議委員会 (小委員会) を開き、野球部員を有料イベントに参加させた高知商硬式野球部の部長に対する処分案を保留とした。日本学生野球協会審査室会議への上申も1度は決めていたが、18人の委員全員が集まる2月の全体審議委員会で再度話し合うことになった。日本高野連の竹中雅彦事務局長は 「高知商の件があったあと、同様の案件が複数上がってきて、びっくりした。委員全員の意見を聞いてもう1度審議しようということになった」 と経緯を説明した。この数日で、正式な報告や電話での問い合わせを含め、似たケースを数件把握したという。「いろいろな意見もちょうだいしている。学校 (関係者の) 主催でも憲章に当てはめていいのか。もう1度整理しないといけない。高知商の上申は時期尚早と判断した」 と語った。【2019.1.21】<マスコミ指摘> 一般的な感覚からすると、高校生の同好会が主催する発表会の入場料が 「500円」 であれば、会場費やパンフレット代などの実費がほとんどだと考えられ (それでも赤字かも)、これが 「商業的に利用」 なのだとすれば違和感があるといったところではないでしょうか。【2019.1.18】 昨年夏の全国高校野球選手権大会に出場した高知市立高知商業高野球部の部員が、同校ダンス同好会主催の有料の発表会にユニホーム姿で出演したことが日本学生野球憲章に抵触する可能性があることが1月18日、県高野連や同校への取材で分かった。日本高野連は処分を検討。高知商によると、ダンス同好会は昨年12月、高知市内で発表会を開催。500円の入場料を取っていた。チアガールとして応援してくれたお返しに部員がユニホーム姿でゲスト出演した。県高野連は、野球部や部員の商業的利用を禁じた日本学生野球憲章に抵触するとして問題視。高知商は県高野連の求めに応じ、報告書を提出した。第91回センバツ高校野球大会 の県推薦校になっているが、選考への影響はない。



・高橋京介(3、本荘-本荘東、左左、176/82)経験豊富な左腕、スクリューが決め球
・岡本 大(3、本荘-本荘東、右右、174/68)内外角を突き得意のスライダーで打ち取る
・佐々木新(3、金足農-男鹿東、右右、181/76)140kmを超える重いストレートが武器
・秋山羅衣(3、金足農-合川、右右、178/64)中学時代からの逸材、最後の夏に賭ける
・加藤 翼(3、大曲工-仙南、右右、183/82)長身からのストレートが武器
・橋本 翼(3、大曲工-桧木内、右右、171/68)多彩な投球で打たせて取る
・斎藤浩平(3、大館鳳鳴-八幡平、左左、162/61)小柄ながら、小気味のいい投球
・亀田 樹(3、大館鳳鳴-小坂、右右、164/60)甲子園で好投。安定感あり
・近藤卓也(2、秋田商-琴丘、右右、184/78)将来性豊かな本格派
・佐藤裕太(2、横手城南-鳳、左左、176/82)左腕からの制球が武器、打撃も良い
・佐藤 実(3、秋田-五城目一、右右、173/74)スタミナ抜群の主将
・近藤 開(3、秋田北鷹-鷹巣南、右右、176/82)気迫あふれる投球、主将で打でも主軸
・保坂祐樹(3、能代商-能代二、左左、172/62)安定感ある技巧派
・佐藤 拓(3、秋田中央-土崎、右右、172/72)直球とスライダーで攻める
・宇津野翔(3、明桜-本荘北、左左、179/83)重い直球、長打力あり、チーム浮沈の鍵握る
・西村 大(3、新屋-桜、左左、173/65)新屋浮沈の鍵握る、ツボにはまると相手打線苦戦必至
・砂田毅樹(1、明桜-札幌伏見、左左、177/70)期待の1年生左腕
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他にも 藤原拓哉(3、角館-仙北)、大橋貴也(3、湯沢-湯沢北)等多数。

近年のホームラン量産で懸念されるのは、守る側の安全面の問題。打球があまりにも強烈過ぎるため、内野手がボールをはじいて内野安打になる、投手への打球がグラブを弾き飛ばすシーンが散見。いっそのこと木製バットに戻してはと提案する声も出ている。関係者は 「もともとは経済面を考え、折れにくい金属バットが開発されました。今、複数の素材を合わせてつくった木製の複合バットというのがあるのですが、価格は金属バットと同じく2万円くらいしますが、耐久性は従来の木製バットよりずいぶん高くなりました。このバットは、近い将来、高校球界に革命を起こすかもしれません」。【2010.10.11】昭和49年夏選手権大会、銚子商篠塚利夫三塁手(2、右左、4番)は将来のプロ入りを意識してか木製バットを使用していたのは周知の事実。現在でも木製バット使用可能もやはり経費の面から金属バットがほとんど。以下、日本の高校野球での金属バットの説明の抜粋:木製バット、木片の接合バット、竹の接合バット、金属製バットの使用が認められているが、実際は使いやすさや耐久性の点から金属製バットの使用がほとんどである。色は木目色、金属の地金の色、黒色のみとされている。それ以外の着色バットは認められていない。また、金属製バットは1974年から使用が許可されたが、甲高い打球音が球審や捕手の難聴の原因になるとされ、1991年には打球音を抑えた消音バットを採用。更に、過度な軽量化がなされた結果、バット自体の破損や強すぎる打球によりプレーへの安全性が懸念された為、2001年より900g以下のバットの使用が禁止となっている。







<サンケイスポーツ> 昨春のセンバツに出場した由利工高 (秋田) で打線の主軸を担った2人が、卒業後に北東北大学野球リーグでしのぎを削る。「4番・右翼」 の石原龍之介外野手 (3年) は青森大へ、「3番・捕手」 の井島虎之介捕手 (3年) はノースアジア大へ進学。由利工の誇る “龍虎” がリーグ優勝、そして全国大会出場へ牙を研ぐ。頼れる味方が最大のライバルになる。同じ高校で切磋琢磨した “龍虎” が、北東北大学リーグの舞台で真剣勝負に挑む。“龍” の石原が 「ノースアジアとはいつも対戦すると思うが、負ける気はしないし、絶対負けない」 と力を込めれば、“虎” の井島も 「勝つしかない。捕手として石原の苦手も知り尽くしているから優位」 と不敵な笑みを浮かべた。昨春のセンバツでは、ともにクリーンアップを任された同じ左打ちのスラッガー。石原は 「全国大会も多く出ているし、練習に参加したときの雰囲気が由利工に似ていた」 と、リーグ最多の35度の優勝を誇る青森大進学を決意。井島は 「秋田で生まれ育ったので、秋田でプレーしたかった」 と 「秋田経法大」 からの校名変更後初の全国大会出場を目指すノースアジア大に決めた。センバツでは日大三 (東京) との1回戦で0-5の負け。石原、井島とも1安打に終わった。「いい経験にはなったが、一瞬で終わった。悔しさしかない」 と井島。甲子園の土を踏んだ喜びの一方、力のなさも痛感した。悔しさを晴らすため、さらに気を引き締める。石原は 「高校では4番だったが、大学ははるかに周りのレベルが高い。他の人より何倍も練習して、チームを代表する選手になりたい」 と意気込めば、井島も 「大学でも捕手で勝負。打てる捕手になって1年からレギュラーを取る」 といい切った。甲子園に出た“慢心”はみじんもない。甲子園を経験したからこそ、全国への憧憬は増すばかり。2人は「神宮でプレーしたい」と口をそろえる。リーグ10連覇中の富士大や八戸学院大などの上位校、そして互いの大学を撃破してはじめて開かれる聖地・神宮への道。由利工の生んだ龍虎が戦いに挑む。(井上幸治)