<新聞報道>日本高校野球連盟は1月24日、今夏の第100回全国高校野球選手権記念大会 (8月5日~) から、これまで無料だった外野席を有料化し、バックネット裏の中央特別自由席を全席前売りの指定席にすると発表。外野席の有料化は混雑緩和が目的。ここ数年、早朝から観衆が殺到し、満員になった後も無料の外野席への入場を待つ列が長くなり、トラブルや事故の危険性が高まっていたという。 料金や購入方法は4月に決める予定。日本高野連竹中雅彦事務局長は 「外野席は500円程度を検討している」 としている。新たな収益は野球振興やけが予防などの事業費に充てる。春の選抜大会の外野席有料化は予定していない。【2017.12.10】阪神甲子園球場のベンチがメジャー式に変更されることが12月9日、分かった。最前列に細い腰掛けを作り、その後ろに2列の座席を配置する。阪神の球団関係者は 「座席の2列も含めて3列になります。オフの間に工事を済ませる予定です」 と説明。マツダスタジアムのようなデザインで、来春のセンバツは新ベンチで開催されることになる。今回の改修は 「(グラウンドからベンチの)サインが見にくいという声があった」 という阪神首脳陣の要望で実現。ベンチ最後部にある空調も増強する予定だ。酷暑の8月に開催される夏の高校野球を想定。ベンチ内の温度を調整しやすくし、熱中症などの対策を講じる。
2018年01月






-TV観戦しながら作成のスコアブック 能代高校サイド-


<毎日新聞地方版> 高校球児の体力向上を目指し、奈良県高野連主催の 「冬季トレーニング会」 が1月20日、橿原市畝傍町の県立橿原公苑陸上競技場で開かれた。県内20校から約500人の野球部員が集まり、リレーや立ち三段跳びなどの練習メニューで競い合った。 冬季練習が単調にならないよう、県高野連が今年初めて開催。基礎体力の向上を図り、100メートル走▽1500メートル走▽立ち三段跳び▽各校対抗リレー--を実施した。リレーは奈良大付高Aチームが優勝。練習後は、県大会で使用している近くの佐藤薬品スタジアム周辺の落ち葉やごみ拾いをした。 奈良高の甘中公康主将(2年)は 「他の学校と練習することで、負けられないと思った。これからの練習にも一層気合が入る」 と刺激を受けた様子。県高野連の山本繁樹理事長は 「来年以降も開催し、トレーニング会を目標に基礎体力作りに励んでもらえれば」 と期待していた。【郡悠介】






<毎日新聞 高校野球・新世紀> 明桜の元監督、八木茂氏 (64) は昨夏から社会人野球、鷺宮製作所のヘッドコーチを務めている。「この年齢でオファーをいただくのはありがたい。阪神時代からの悪いものを秋田で流せたかな」 と笑う。 プロ野球人生の最後も突然やってきた。阪急 (現オリックス) から阪神に移籍した1984年オフ。12月3日に契約更改を予定していたが、前日に球団事務所に呼ばれて戦力外通告を受けた。「真っ青になった」 と苦笑する。 引退後は会社員として働く傍ら中学の硬式野球の監督や母校の早大でコーチを務めたが、興国 (大阪) 時代に甲子園に出られなかったため 「高校の監督をずっとやりたかった」 という。そんな時に学生野球の資格回復の条件が緩和され、指導できるチャンスが巡ってきた。 1年半と志半ばで明桜の監督を退任したが、当時の1年生が2年後の昨夏、甲子園出場を果たした。自身はひのき舞台に立てなかったが、「やってきたことは間違ってはいなかったのかな」 とうれしそうだった。 今は都市対抗出場が目標。打撃指導だけでなく、ノックや打撃投手も務め、20代の選手と一緒に汗を流している。契約は1年更新。「頑張らないといけないと自らにプレッシャーをかけているのかもしれない」。厳しい世界にあえて身を置く。元プロらしく勝負師だ。【安田光高】


BALL PARK AKITA <審判は“ペン”を持たない指導者>