【2013.1.17】プロ側とアマチュア側による 「学生野球資格に関する協議会」 が2013(平成25年)1月17日、東京都内で行われ、プロ野球経験者が高校野球の監督などになるための条件が大幅に緩和されることに。アマ側は元プロ野球選手等が一定の講習を受ければ高校球界で指導者になれるとの緩和策を提示、従来は教員資格を取得し2年間の教諭歴が必要だったが、これを撤廃することになった。
【2012.12.19】日本高校野球連盟は2012(平成24年)12月18日、大阪市内でプロアマ健全化委員会を開き、プロ側が求めている元プロ選手の学生指導条件緩和について、週末など一時的な指導については、プロと学生の両方が設けた研修を受ければ、教員免許がなくても認めていくと方針を確認。また、高野連は常勤の高校監督などになるために必要な資格回復条件についても、緩和に向けて前向きに検討する方向へ。現在、元プロ選手が高校を指導する際には、教員免許を取得し、2年間教壇に立つことが条件。プロ側は、教員資格に代え、約5時間の研修を受ければ一時的に学生の指導が可能になるよう条件緩和を求めていた。高野連は、プロ側の研修に加え、高野連も独自に研修を設け、その両方を受講すれば一時的指導を認める案をまとめた。プロ側と大学・高校側が話し合う「学生野球資格に関する協議会」(来年1月17日開催)で、プロ側に伝える。
【2012.12.01】日本高校野球連盟は2012(平成24年)11月30日、大阪市内で全国理事長会議、元プロ選手の学生野球資格回復に関し、プロ側が条件緩和を求めていることについて、各都道府県連盟理事長から意見聴取。
【2012.6.30】日本学生野球協会 元プロ選手の高校生指導の条件緩和 (高校以外の教諭歴も通算)。3回目の「学生野球資格に関する協議会」開催、プロ側が資格回復のための具体案提出。内容は、1、学生野球憲章、2、アマ野球の現状、3、プロアマ交流の歴史などを中心とした講義を受け日本野球機構のコミッショナ-が終了証を付与、その上で学生側へ学生野球資格の回復を申請できるというもの。
【2012.4.17】プロ野球経験者が学生野球の指導者になるための条件などをプロ、学生側の両者で議論する「学生野球資格に関する協議会」が2012(平成24年)4月16日、東京都内で開かれ、プロ側は指導者資格を得るための研修制度を新設することを提案。今後、制度の中身を具体的に詰め6月の協議会で再び話し合う予定。

【2012.2.22】日本学生野球協会は平成24年2月22日に都内で評議員会を開き、日本学生野球憲章の一部改正を承認。元プロ野球選手が高校の監督になれる条件としていた従来の「高校での教諭歴2年以上」に制限していた項目に、特別支援学校や中学校での教諭歴を加える条文を追加、中高一貫校が増えた事情などを考慮したもの。また12月から2カ月間認めていたプロ選手の母校での練習に関しても、都道府県高校野球連盟や各地区大学野球連盟が認めれば、母校でなくとも練習できることになり、来オフからは母校以外での自主トレが可能に。
【2012.1.13】日本高野連は平成24年1月12日、元プロ野球選手が高校野球の指導者になるための条件を「中学校教諭や臨時講師として2年以上の在職」でも認めるよう緩和することを明らかに。これまでは、「高校の教諭や臨時講師で2年以上の在職」が必要だった。また、プロ野球選手がオフ期間に高校で練習を行う際には原則母校に限られていたが、都道府県連盟に申請すれば母校以外でもできることに。いずれも今年2月の日本学生野球協会評議員会で正式決定。